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インターナショナルスクール後悔、失敗「こんな筈じゃなかった」あるある5選と予防対策

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17年間に渡る海外子育ての経験から様々な切口にて 同じ類に悩む人へ情報を発信しています。 元幼稚園教論 元公文インストラクター 米国NLP協会™プラクティショナー
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子供の教育は多様な選択から選べる時代ではありますが、
インターナショナルスクールを選択された場合、「後悔」「失敗」
と感じる親御様も多いようです。

この記事では、
どうして後悔失敗と感じるのか?その原因と対策を5つお伝えしますので
心配や不安が軽減され、
我が子のために選択した教育が成功となればいいなと思います。


この記事でいう「インター」とは 日本にある日本人向けのインターや一条校ではなく
外国人学校の位置付けインターを称しています。

結論から言うと

私はインターに行かせるなら
その経験がその時点で失敗とされても、
もし子供が辛い思いをしても、
「そこから成長できる!」「失敗から学びがない事が失敗」
というお考えの親御さんでなければ、インターに子供を入れても
子供を大きく伸ばせないのではないか?
と思っているんです。
必ずどこの学校に行ってもメリットデメリットはありますから。


とはいえ・・・
予め想定外を知っておく事は大切ですので
見出しの次に予防対策を記載しておきますので参考にしてください。


 
 

インターナショナルスクール後悔、失敗あるある5選

1、インターなのに生徒は日中韓印の生徒が8〜9割!?

[予防対策 1]欧米インターとアジア系インターとは価値観が違うと心得ておく

これは入学前の情報収集の時点で分かるので、
入ってから「こんな筈じゃなかった〜」と思う人はいないと思いますが、
アジア系インターナショナルスクールは欧米インターとは価値観が違い
中韓印を代表とするアジア系のご父兄は、子供が小さい時からアカデミックに勉強する事、
知識の習得を重要視し 
欧米系インターの「自ら学ぶ心」を育てる教育方針とは違う価値観をお持ちで、
その価値観に沿った学校に集中するからです。

2、インターは学費が高いのにアカデミックが伸びなかった。

[予防対策2 ]欧米系インター小学校はアカデミックより非認知能力を伸ばす所と心得る。が、
中学校以降は欧米系インターでもアカデミックな実績を調べて学校選びをする必要がある。

これはおおむね欧米系のインターに通学してその効果をロングスパンで考えなかった時に  
起こり得る出来事だと思います


高額な学費=お勉強をしっかり教えてくれるではない。

と心得ておきましょう。

では
欧米系インターは学費が高いのに何を小学生の子供達に与えているのか?
と言ったら

中学以降自ら学びたいと思う心や学び方、
インターの世界で評価の基準となるアウトプット力、
人生を豊かにするコミニケーション力、
アイデンティティーの確立

こういった非認知能力を幼少期にしっかり育てて、
中学以降、お勉強が伸びるようにしましょう
というスタンスです。

ですが

欧米系のインターもピンキリですので
中学以降アカデミックが充実した学校なら心配いらないと思いますが  
欧米社会は全て自己責任の世界なので、サボるのも自由。
中学以降もアカデミックに目覚めない学生だっています。
  
逆に

欧米系インターで自己管理を学びながら成長するお子さんは、一生使える自己管理能力を身につけ  
後に爆伸びしてる生徒さんが多いと感じてます。
なので、そういった学生が多く在籍する学校選びがとても大事になってきます。
 
インター失敗、後悔と感じるのは

欧米系インターの小学校は日本人が定義する「管理されたお勉強」ではなく  
中学以降に伸びる素地作りが中心となるので  
中学以降日本教育を受けさせる予定のご家庭は
その選択は「失敗」とされるのかもしれません。

要するに
 
目には見え難い我が子の非認知能力を信じて高い学費を投資できる親

であればよい訳ですが

これって、

実際には心もお金も余裕がないと親にとってはかなりの試練です。

3、英語嫌いになってしまった。

[予防対策3] 本人がインターを望んでいるのか?キャラに合っているか?を重要視する

英語嫌いになる理由は子供のキャラがインターという特殊な空間に合ってない、  
キャラには合っていたけど、色々な意味で子も親も挫折したというのが理由かな?
と思います。

もしくは

親の期待が優先しすぎで、子供がついて行ってなかったと言うのも
英語嫌いになる理由の1つだと思います。

4、日本語嫌いになってしまった。

[予防対策4]日本文化のお楽しみを作る工夫や親が日本文化を楽しもう。

子供がインターに馴染みすぎる。
あるいは海外の文化に馴染みすぎて日本への関心が薄れる、日本語の必要性を感じなくなる、
日本語の勉強が面倒になる。 
   ↓  
親が不安になり焦り強制する。   
   ↓  
日本語に対して嫌なイメージが子供に定着する。

という図から生まれますが(我が家はこのパターンだった)
このパターンにならない為に賢く立ち回っている親御さんは素晴らしいなと思いますが、
とにかく、押し付けず子供の関心が向くように親自身が日本文化を楽しみましょう。

5、英語も日本語もどちらも中途半端になってしまった。

[予防対策5] 海外教育に関する両親の計画と覚悟が必要

2のアカデミックが伸びない理由の1つとして、
日本語も英語も中途半端になっているパターンがあります。

例えば

先にも書きましたが、
欧米インターの小学校はアカデミックな事は優先させないので
中学以降日本教育を受ける可能性があるご家庭は
インターの教育を受けながら日系塾で勉強させるのが当然の選択のようで
親はダブルの教育費、子供は時間貧乏に陥る訳ですが、
これをこなせた子供さんは日本の世間一般でいう  
「優秀」という部類に属していくのかな?と感じています。


サラッと書きましたが

インターと日本教育の掛け持ちって、
親の想像以上に子供の負担が大きすぎてどっちつかずの失敗も十分あり
この失敗が1番子供へのダメージが大きく、挽回するのが大変なんですよね。

両言語とも年齢相当にバイリンガル・・・と願う親の都合は子供にとって
見えないところでかなりの負担になっています。


どの言語をベースにその子は生きていくのか?
将来どこまで親がサポートできるのか?を踏まえて親の覚悟が必要なんですよね。

まとめ

インターナショナルスクールで後悔失敗「こんな筈じゃなかった」5選


1、インターなのに生徒は日中韓印の生徒が8〜9割!?
2、インターは学費が高いのにアカデミックが伸びなかった。
3、英語嫌いになってしまった。
4、日本語嫌いになってしまった。
5、英語も日本語もどちらも中途半端になってしまった。

以上、こんな筈じゃなかったを5つあげましたが
この様に感じる親御さんをディスってるのではなく
この様にならぬよう親は細心の注意を払いましょう〜
という忠告とも違って

予め知っておく事はとても大切。
だけど
この不安に振り回される子育てはしないで欲しいというのが私の1番言いたい事なんです。

人間の心情として
「失敗したくない」という思いは大いにありますが
致命的な失敗以外は
「どんな経験も学び」と思えないと
インターに通学する子供のサポートが心配と不安ばかりになってしまい
ストレスの連続になってしまいます。(私の経験談)

そしてもし

想定外の事が起こった時に、
親が「失敗だった」後悔していると子供が悟ったら
(子供は直ぐに見抜きますよ)
子供は親の期待に応えられなかったと思うようになります。
(そう見えない子でもです)
そうなるとダブルで子供に大きなダメージを与えてしまいかねない。

失敗から自分で学ぶ心の成長こそ、子供の真の成長、一生ものスキルで、
これからのグローバル時代に大切な力だと思います。

全てに通じる「学びに親しむ心」を育てましょう。

インターに12年間通学した(通学させた)親子の経験談も参考にして下さい。

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