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カナダ教育移住、スポーツがきっかけ!バンクーバーで子供達が保育園、幼稚園、小中高生の経験から

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17年間に渡る海外子育ての経験から様々な切口にて 同じ類に悩む人へ情報を発信しています。 元幼稚園教論 元公文インストラクター 米国NLP協会™プラクティショナー
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「日本人の静かに進む海外流出、永住者が過去最高の55.7万人に」 という記事
が朝日新聞デジタルに3ヶ月ぐらい前に掲載されていましたが、
海外に流れる理由はそれぞれあると思いますが、
日本の教育に疑問を感じて、欧米的な教育や文化に魅力を感じて永住を求め
移住される方が多いのかな?と感じています。

今回インタビューに応じて下さった Kさん は
お子さん3人を連れてカナダのブリティッシュコロンビア州のバンクーバーに移住されたのですが、
きっかけはお子さん自らのチャレンジではあったものの、移住後に Kさん自身にも色々な気づきがあり
カナダに来られた事を心から良かったと感じられています。
現在はお子さん達は17歳、11歳、8歳に成長されましたが、来加当時の5〜6年前のお話や
現地校の費用など参考になるかと思います。


記事にもあるように、
今後どんどん人材の流出が想定される日本で
私たちにできる事は何だろう?と考えるきっかけになりました。

なぜ教育移住をしようと思ったのか? なぜカナダなのか?

恐らく何十回とこの質問を各方面からされて来たと思うので恐縮なのですが、なぜお子さん3人を連れて海外移住を検討されたのですか?そして、どうしてカナダに決められたのでしょう?

あみこ

 

きっかけは長女の「海外のチアに入りたい」という一言からでした。娘は7歳から日本でチアのチームに入って頑張っていたのですが、パリの世界大会にチームで出場した事があって、それをきっかけに一気に視野が広がった様です。それからはyoutubeでも海外のチアを見るようになり前出の発言に至りました。初めは「何言ってるの?」と思っていたのですが、調べているうちに「悪くないかも」と私も考えるようになったのです。

Kさん


初めはチアと言ったらアメリカでしょ!と思いましたが、ビザの問題等で難しく、東南アジアはチアは盛んではなく、残るカナダ、オーストラリア、ニュージーランドの中でやはりアメリカに近いカナダを選び、その中で1番暖かいバンクーバーを選びました。

Kさん


なるほど。パリでの大会が人生を変えたのですね。本当にどこにどんなきっかけが落ちてるか?分からないですよね。あと、前にモントリオールに親子留学された方のお話を伺ったら寒過ぎて季節鬱に陥って帰国した話を聞いたので、気候もとても大切ですね。

あみこ

 

カナダに来てホームシックになった子供の適応の仕方

カナダに来た当時のお子さん3人の様子はどうでしたか?

あみこ

 

長女は自分で希望して来たので明るく過ごしてましたが、2番目の長男がホームシックでひょっとしたらこの子は日本に帰した方が良いのかな?とも最初は思いました。次女は小さかったので最初は私とずっと一緒にいたのでそれ程違和感もなく過ごしていました。

Kさん


長男くん、どうやってホームシックから回復したんでしょう?初めは寂しかったんでしょうね。

あみこ

 

日本人は学校で1人だったし、日本のお友達から頂いた手紙を見たりして何だか切なかったのですが、凄く親切なイラン系カナダ人のお友達がいつも面倒を見てくれて3ヶ月ぐらいで打ち解けました。物凄く感謝してます。

Kさん


あと、長男はサッカーが好きで、サッカーが出来た事によって自分の居場所を見つけられたのが大きかったと思います。

Kさん


得意や好きで自分を表現できるのって本当に大切ですね。

あみこ

 

カナダ移住前の日本での準備

長女さんは自分で言いだしたとはいえ、年齢も上なので勉強の面ではきっと1番苦労したでしょうね。行く前に何か準備をしていかれたのですか?

あみこ

 

それが、チアで忙しくしていたのもあって全く何もせずに来てしまって、初めは大変でしたが、本当にありがたい事に同時期にカナダに来たイタリア人の子が居て、仲間意識というか心強い存在に恵まれました(笑)1月にカナダに来て2月のお誕生日の時には沢山のお友達に祝って頂ける環境で、そんな中で頑張れたのだと思います。

Kさん


それはよかったですよね!きっと学年が上なので最初は苦労しただろうけど、逆に言えば日本語は確立されているから3人の中で1番しっかりしたバイリンガルになるよね。

あみこ

 

そうなんです。お姉ちゃんは日本語の本も好きでよく読むのですが、小さい時にカナダに来た末娘は後に日本語がきっと大変になって来ますよね(笑)

Kさん


カナダは多様性に寛容で差別がないは本当か!?

やっぱり多国籍国家なだけあって、先の長男くんのお話もそうだけど、移民の扱いに慣れているのかな?

あみこ

 

それもあるかもしれませんが、こちらでは中国人韓国人はとても多いのですが、日本人が少なくて珍しがって貰えたのかもしれません(笑)

Kさん


カナダは多様な移民国家で、学校でも代々からの現地人はごく僅かです。なのでアジア人にとって住みやすいですが、内陸部はまだまだ誰もがウェルカムな雰囲気ではなく、またチアのチームは(バンクーバーは内陸ではないけど)白人社会でその中でアジア人は指折りです。最初っからフレンドリーな雰囲気という訳にはいきませんでした。

Kさん


カナダ、バンクーバーの学校事情(保育園〜高校)現地校費用、子供の学費が無料!?になる親子留学!?

Kさんはバンクーバーでお子さん達が保育園、幼稚園、小中高生とご経験されて、とても貴重な存在だと思いますが、保育園から順番に学校事情を伺って良いですか?

あみこ

 

そうですね(笑)子供達の年齢が離れているのもあって自然にそうなったのもありますが、カナダは学区によって学校事情も違います。

Kさん


保育園(特にBC州)は施設数も先生の数も足りてなくて、どこもウェイティングリストがあるので直ぐには入れない事が多いです。

Kさん


キンダーは1年間で小学校に付属する立ち位置です。こちらも一応ウェイティングはありますが、義務教育なので保育園に比べたらまぁ入れます。

Kさん


小学校も最近は留学生が多くなってきているので、早めに手続きした方がと聞きますね。そして学費も毎年上がり続けています。当初は CAD135/年 だったのが今では CAD170/年ぐらいです。

Kさん


よく話題になる親子留学で親が学生ビザだと子供の学費が無料になるという話から、だとしたら親と子供とどちらが学生ビザを取得するのがトータルで費用が安くなりますか?という質問を以前に受けた事があります(笑)

あみこ


ビザの話などはルールが転々とするので口外するのを躊躇うのですが、今は親が学生ビザで子供の学費を無料にしようと思えば、基本的には公立のカレッジ以上が条件で語学学校や私立は一部の地域でしか認められてないと思います。この件に関しては、必ずオリジナル情報で動いた方がいいです。

Kさん


そうなんですね、ありがとうございます。子供の数、カレッジの学費によって違って来ますと質問には答えましたが、少しでも多くの人に聞いて取った情報が正しいという安心が欲しいのは分かりますが、みんなが言ってるからではなくて自分で一次情報を理解して自信を持つ力が必要になって来ますよね。中学校はどうですか?

あみこ

 

中学校も学区によっても違うのですがBC州の多くは中学校はなくて G1~G7までが小学校、G8~ G12までが高校になるんです。カナダは12年生迄が義務教育ですので高校受験はありません。

Kさん


高校受験がないので自分のペースで勉強に取り組めはしますが、そのあたりはどうですか?

あみこ

 

そうなんですよね。受験もなければほぼ宿題もないので、勉強しないを選ぶのも自由です。そもそも4年生の大学進学率も日本に比べて高くなく、カレッジや自分の好きな事を学ぶ専門学校(例えば IT系)への進学等も多いです。

Kさん


あと学校の様子ではありませんが、チアの教え方も日本とは全く違います。日本はご存知の通り礼儀、挨拶、姿勢等が重要な体育会系のアメムチの教え方ですよね。カナダでは先ずは楽しくが重要で、それからやる事をやるスタイルで順番が違います。

Kさん


カナダ、バンクーバーに来て困った!想定外!反対に良かった事

カナダに来て困った事や想定外だった事など色々あったと思いますが、どうですか?

あみこ

 

車の運転です(笑)夜の通行量が少ない時に練習して右側通行左ハンドルを慣らしました。あと、タイヤのパンクもジャッキで自分で交換できるように(笑)段々強くなって応援をお願い出来るようになったり・・・日本でも運転していましたが、やはり主人が居る、居ない、とでは使命感が違い自分でやらなきゃ!と思ってます。

Kさん


それは逞しいです!そして右側通行直ぐに慣れましたか!私はずっと海外でも左側通行の国に暮らしていて、最後の中国だけ右側通行だったのですが、2年経過しても慣れなかったです。(苦笑)では、反対にカナダに来て良かった〜と思う事は何ですか?

あみこ

 

勿論、子供達の教育に関してカナダに来て本当に良かったと思うのですが、実は自分自身に対しても凄く良かったと思っているんです。

Kさん


へぇ〜それは何だろう???

あみこ

 

人にもよると思うのですが、ずっと自分の中にあったモヤモヤ感に向き合う時間が持てた事なんです。日本に居た時は、いつの間にか自分の中に植え付けられた事の中でしか物事の判断をしていなかったり、完璧にしなきゃと義務化してたり「一般的に、基本的に」を汎用してたのです。それがカナダに来て、自分の当然と全く違う人生を人々が歩んでいるのを目の当たりにして、モヤモヤが解放されて来ました。

Kさん


あぁ〜それは凄く分かります。私は日本での常識が当然すぎて、自分が井の中の蛙である事さえも気が付いてなかったですし、世界は多様で溢れていてそれを体感しながら子育てするのと井の中だけで子育てするのとでは、子供への影響も違って来ますよね。

あみこ

 

本当にこの部分は私にとって大きくて、カナダに来て本当に良かったと思う事です。

Kさん


カナダ、バンクーバー長期親子留学のエージェント

エージェントさんは一応利用したのですが、当時は長期の親子留学を扱っている代理店がそこ1軒しかないという状況でした。ワーホリや大学留学が得意な代理店は多いですが、長期の親子留学となると地域の現地校が絡んでくるし面倒ですよね。

Kさん


今は取り扱っている代理店さんも増えて来てますよね?

あみこ

 

今は多くなってます。でも代理店からの情報が違う時もあるし、先にも言いました様にビザのルールも頻繁に変更になります。

Kさん


親子教育移住の出口

これからの事ですが、日本に帰国される予定はありますか?

あみこ


 

長女は今17歳ですので、カナダで大学に進む予定です。長男と末娘は分かりませんが、2人が日本の学校に通学するのがちょっと想像つかないというか(笑)学校行事1つにしても日本とは全くスタイルが違い、勿論日本のキリッとした形式もソレはソレで良いのですが、カナダの何でも楽しむスタイルの中で子供達は学校イベントをとても楽しみにしています。そんな環境で育つと帰国後馴染めない話はよく聞きますよね、そこに我が家は該当しそうで色々と模索中です。

Kさん


家族で乗り越える教育移住の壁

最後の質問になりましたが、私がクライアントさんから相談受ける事で割と多いのが「ご主人と教育方針が全く合わないとか親子留学や教育移住に賛成してもらえない」という相談だったりしますが、その辺りはどうでしたか?

あみこ

 

最初は寂しくなると言ってましたが、私と娘の決意が凄く固かったので視察にも幾度か一緒に行ってくれました。主人は仕事が好きですし、娘もチアを頑張るし、私も1人で子育てを頑張る訳で、色々あるし離れているけど皆んながそれぞれを頑張って、乗り越えて、今とても良い関係でいれています。

Kさん

*******************************

誰しもができる訳ではない親子留学、移住。
ましてや長期だと自分で道を作って行くバイタリティーが必要です。
そして、
海外に出れば日本での違和感や問題が必ずしも解決する訳ではなく、新たな別の問題も発生します。
そこをよく考えて
長期の親子留学や教育移住は親子ともに幸せになる為の「1つの手段」に過ぎないと捉え
広い視野を持って我が家にあったライフスタイルや教育価値観をしっかり持つ事が
今の日本で私達が出来る事だなと思いました。

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