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IGCSE卒業資格だけで日本の大学に進学できるのか? 海外大学に進学できるのか?

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17年間に渡る海外子育ての経験から様々な切口にて 同じ類に悩む人へ情報を発信しています。 元幼稚園教論 元公文インストラクター 米国NLP協会™プラクティショナー
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親子留学、教育移住、駐在、インターナショナルスクールなど
お子様の海外教育について調べていると
頻繁に IGCSE もしくは GSCE という日本人には馴染みのない言葉が出てきます。

この記事では IGCSE GCSE という国際基準の卒業資格についての説明します。
そしてタイトルにあるようにそれらを利用して
『日本の大学進学ができるのか?』 という疑問ですが
結論から言うと残念ながら
IGCSE、 GCSE の資格だけでは日本の大学に進学はできません。
(理由は後に説明)
では
『海外大学に進学できるのか?』 という疑問ですが
全てではありませんが、大学準備コースには進学できます。

先ずは、IGCSEや GCSE がどういったものなのか?がお分かりいただけたらと思います。

IGCSEとは?メリットは?難易度は?

よく見聞きする IGCSE って何?

IGCSEとは


(International General Certificate of Secondary Education)
イギリスの中等教育カリキュラム(義務教育修了)の
GCSE(General Certificate of Secondary Education) 
を国際的にアレンジした カリキュラムで
中等教育が修了したという国際資格になります。


Cambridge Assessment International Education が開発し
通常イギリスの10~11年生(14〜16歳)にあたる年齢の2年間で履修し、
11年生の3学期に修了試験を受験し、合格した者が得れる資格です。


世界中の学校で最も採用されているカリキュラムで
その数は世界150ヵ国以上、5000以上のスクールで採用され
30年以上の歴史がある試験です。
2022年には世界中で25万人の学生が受験
しました。


世界中の多くの学校で取り入れられているカリキュラムではありますが、
ブリティッシュ系のスクールで採用されており
アメリカンカリキュラムや IBスクールで採用されているカリキュラムとは別物で
位置付けとしては

『インターナショナルスクールで採用されている多くのカリキュラムの中の1つ』

と、イメージして頂くとわかりやすいと思います。

IGCSEを履修し、資格を得るメリットは何?

IGCSEのメリットは



選択科目の幅の広さで、ざっと数えただけでも100弱のサブジェクトがあり
この中からコアサブジェクトの英語、数学、サイエンスは必修で
残りはその学校が提供しているサブジェクトの中から、偏らない程度に自分の好きな科目を選択し
全部で10科目ぐらい(個人差があります)を選択し履修出来る事です。


卒業資格を取得すると、イギリスやオーストラリアの大学等のファンデーションコースに
成績次第ですが入学する事ができます。

IGCSEは日本の中学卒業と高校卒業の中間的な位置付けになります。

そして
日本の高校を卒業した場合、直接イギリスやオーストラリアの大学に入学する事は出来ず
必ずファンデーションコースを踏む必要があるのですが
IGCSEの国際資格があれば 17歳の時点で大学のファンデーションコースに直接入学して
海外大学進学に1つ駒を進める事ができるので
日本の高校卒業資格より効率が良いという事になります。
ただし、
イギリス、オーストラリアの学部は3年制で、入学と同時にいきなり専門分野を深く学ぶので
それについていくには、 A-levelIBDPを取得する事を基本的には推奨されています。

IGCSEの難易度はどれぐらい?

IGCSEの難易度は、
日本の教育カリキュラムや習熟度、偏差値を基準にして推し量るのがとても難しく
日本の教育しか受けていない親世代がイメージを掴みやすい様にお伝えするとするなら


1、英語で学ぶ下地がある。
2、日本の義務教育のレベルをきちんと理解し知識がある。
3、英語で調べ、第1言語で深く考え、
自分の意見を英語で論理的に伝える事ができる、そのチャレンジを惜しまない。


前提として最低この3つの条件があってこそ2年間を通して履修できるレベルになります。

GCSEとは?メリットは?難易度は?

GCSE は IGCSEとどう違うのか?

GCSEとは
上記に書きましたように、イギリス国内で採用されている中等教育カリキュラムで、
履修後はイギリスの義務教育修了にあたります。

IGCSEとの違いは
IGCSEが英語を母語としない学生にも提供できる様にアレンジされている反面、
GCSEはイギリス国内学生向けですので、当然英文学に関してはIGCSEより難易度が高く
古典的な内容が含まれています。
その分、
両者をより公平にする為に IGCSEの理数は GCSE より難易度が高く設定されている様です。

GCSEのメリット、難易度は?

GCSEのメリットはIGCSEと変わりはありません。
また難易度に関しても、
上記の様に科目ごとの違いはありますが、IGCSEと大きくは変わらないでしょう。

日本の公立中学を卒業して IGCSEを履修している現役マレーシア高校留学生の体験談

また
学生時代にIB(MYP)を履修して、その後イギリスでGCSEの理科3教科の先生になった方に
それらの違いをインタビューをしてみました。

最大の違いは、IB( MYP)がコースワーク修了であるのに対して、GCSEもしくは IGCSEは
履修後に外部試験を受験し確立した成績を持って選択した進路に進む事。
なので
IB(MYP) は各生徒の興味に焦点が当たり、社会問題をより実践的に学ぶことを学び、
哲学的に論理力と表現力、アウトプット力を向上させながら自身の学びを追求していくのに対し、
GCSEは理論を中心に、実験実習の指導を受け、口頭試験、筆記試験に備えるという違いがあるんです。
IBよりは日本の教育に近い要素もあるけど
日本のように知識の詰め込みだけでは全く歯が立たず、
知識をベースにどれだけ質の良いアウトプットができるか?が重視される感じです。

Sさん



IGCSE GCSE 修了後の進路は? 海外の大学に進学できるのか?


IGCSE, GCSE 修了後、大学進学に向けてより学びたい場合は
A-level や IBDP のカリキュラムを2年間受けてから海外の大学に進学する事も可能ですし、
または
メリットでも書いたように、
直接大学のファンデーションコース(大学0年生、準備学年)に入学する事も可能
になってきます。
ただし、
世界中どこの大学でも可能という訳ではなく
主にイギリス、オーストラリア、アジアの一部の大学、他の国でも大学の準備学年に
入学できる可能性はありますが、一般的には A-level IBDP などのコースに進む事が推奨されます。


IGCSE、GCSEを修了し受験後の確立した成績は国際的な中等教育卒業資格になります。
そして、
その後の人生を選択をしていく場面に都度そのスコアが影響してくるので
大切な試験という位置付けです。

IGCSE卒業資格で日本の大学に進学できるのか?

日本の大学に進学したい場合は、
学習期間の違いから IGCSE の卒業資格では日本の大学を受験する事は不可能です。
残念ながら日本の高校卒業資格同等にはなり得ません


日本の大学を受験したい場合は、海外の教育機関で12年間の履修が条件となるので
更にIBDP もしくは A-level 等を履修する事によって受験資格を得る事ができます。
文科省ページ

ブリティッシュカリキュラムの学校と日本の学校との教育期間年齢の対比表

年齢 日本 イギリス
5〜6 年長 Y1プライマリースクール
6〜7 小1 Y2
7〜8 小2 Y3
8〜9 小3 Y4
9〜10 小4 Y5
10〜11 小5 Y6
11〜12 小6 Y7  セカンダリースクール
12〜13 中1 Y8
13〜14 中2 Y9
14〜15 中3 Y10
15〜16 高1 Y11 IGCSE試験 (義務教育終了)
16〜17 高2 Y12 sixth form   (任意)
17〜18 高3 Y13    A-level  IBDP など
18〜19 大学 大学

 

まとめ


1、GCSEというブリティッシュカリキュラムを国際的にアレンジしたもの。

2、世界中で1番多く採用されているカリキュラム。

3、IGCSEもGCSEも国際基準の中等教育卒業資格になる。

4、IGCSEもGCSEも選択出来る科目が多い。

5、IBよりは理論や知識を重視する傾向にあるが、
  日本の教育とは違い知識をベースとして上質なアウトプット力が求められる。

6、IGCSE, GCSEの卒業資格を取得後は IBDP A-levelを履修、
  もしくは海外の大学のファンデーションコースに入学することも可能。

7、 IGCSE, GCSEの卒業資格では教育期間の違いから
  日本の大学の受験資格にはならない。

どんなカリキュラムを履修しようとも
それぞれ一長一短があるので、お子様の適正や今までの背景に合わせて学校選びをする事が
大切になってきます。
そのような事にお悩みの場合はこちらからお問い合わせください。
簡単にお答えできる事は無料相談に対応しております。

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