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16年の海外生活でのトラブルワースト5選

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17年間に渡る海外子育ての経験から様々な切口にて 同じ類に悩む人へ情報を発信しています。 元幼稚園教論 元公文インストラクター 米国NLP協会™プラクティショナー
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長く海外生活すると、困る事、予期せぬ事、憂鬱な出来事、色々ありますし、今も絶賛継続中です。
重大な事から半分笑える事まで様々ですが、今回は私の経験からのワースト5
と対策案を記載しますね。

第5位、 海外傷害保険の対象外治療

私は皮膚の一部分に持病があるのですが、その部分が滞在国でひどく炎症して
一度海外で手術を受けました。
が、
その手術で完全に治り切った訳ではなく(初めから説明は受けていましたが)状態は良くはなった
ものの、以後も定期的に具合が悪くなります。
と、こ、ろ、が、
海外傷害保険は同じ病気に6ヶ月以上のカバーは効かないので、
6ヶ月以降は海外の高額治療費を自費で払うか、具合が悪くなるたびに帰国して日本で治療するかの
選択肢になるのです。

海外で長期治療する時の対策

6ヶ月で完治しない持病の場合は、外国人が通院する高額の私立病院での受診ではなく、
現地のドクターのレベルが高い場合は現地の公立病院で信頼できるかかりつけのドクターを
探すか、日本に帰国して治療するかになると思います。
現地のドクターの場合は医療専用通訳はいないので、英語のミスコミニケーションが
心配ではありますよね。

病気にならない様に気をつける事が1番、
もしくは予め処方される薬が分かっている場合はその薬を日本で出来るだけ多く処方して貰い、持参するとかかなぁ。
それでも、必要な時に病院に行けないのって憂鬱。。。

わたし

第4位、 家族が鬱状態に陥る

これは海外生活に限らない事ですし、我が家だけでなくどこのご家庭でも十分
あり得る事だと思います。
ただ、海外では仕事もハードになるし狭い狭い日本社会だったり、息抜きや毒抜き
する機会が日本にいる時より少ないので、家族の理解やサポートが不可欠に
なってきます。

海外での家族の鬱対策

鬱対策といっても、個人の状況によって違うので残念ながら正解はないです。
理解してもらえる状況や人の中でゆっくり癒していくしかないのかな?
と思います。
今の時代、鬱になる人、鬱気味な人、なんて山ほどいて珍しい事でもないですよね。

大事なのは、家族のメンバーが悲観して共倒れにならない事だと思いますし、
体力も気力も無理しない事よね。

わたし

第3位、 滞在国で新型の感染症が大流行

さぁ、これから海外生活が始まるぞ!という最初の赴任国で『重症急性呼吸器症候群(SARS)』
と呼ばれる新型の感染症が大流行して、夫が赴任国から避難帰国ができなくなりました。
私と娘は後から帯同する予定でしたが、日本から渡航延期となり半年近く超絶不安の中
家族別々の国での生活は滅茶苦茶辛かった〜
荷物を全て送ってしまった後だったので私と娘は半年近く行き場を失ったし、
海外赴任ビギナーの夫も死者続出の感染症流行国からの帰国が許されず、仕方ないとはいえ、
もし夫が感染したら?とか日本人初死者になったらどうする?とか不安と心配で辛すぎた事件。。。

海外での感染症対策

感染症対策は外務省の安全情報をチェックして渡航する国の感染症情報を知っておく、必要な予防接種をしておく事が必要です。
我が家の場合の様に、赴任後に新型ウィルスが流行したら対策しようがありませんが。。。

デング熱
東南アジア、南米で生活される方には気になる感染症ですよね。
ワクチンないし、特にお子さんは蚊に刺されやすいので、蚊が多く生息しそうな場所に行く場合は
長袖、長ズボン、虫除けスプレーは絶対必要(現地の虫除け薬の方が有効)です。
家のテラスなどに水たまりを作らないのも対策の1つですよ




第2位、 滞在国でテロ爆発事件勃発

3つ目の滞在国で自宅に近い有名観光地で死者20人負傷者150人に及ぶ無差別爆破事件
が起きて当分の間、日々の生活がかな〜り緊迫状態に陥った件。

海外での危険管理対策

テロは自分の注意ではなかなか防げないのですが、危険なエリアに近づかないのは勿論のこと、
外務省の安全情報を確認したり、オンライン在留届を必ず提出しておくことが有効だと思います。
居留区の大使館からメールでマメに滞在国の危険情報が送られて来ますよ。
(詐欺手口やマークされてる人物の外見情報とか、政治的集会が行われる危険情報等)
イギリスではUK POLICEのホームページから犯罪マップをチェックできるので
現地情報がより正確にわかると思います。

また、滞在国の政情が不安定な場合は、政治的、歴史的、宗教的な会話は
外ではご法度ですし、政情が安定している場合も、進んでする話題ではないと思っているわ。

わたし

第1位、 娘の不登校

私たち家族は海外に出てから16年経ち17年目を迎えますが、その内2年弱程
日本に戻った時がありました。
娘は帰国子女が多く在籍し、授業の大半が外国人の先生により英語で行われる
半インターのような学校に編入しましたが、果敢な時期の環境変化に順応できず不登校してたのです。

帰国子女の不登校対策

これも状況や個人によって対策や対処法が違うので正解はないと思います。

娘の場合は学校には行かなかったのですが、読書や好きな事をして割と有意義に時間を過ごしていたので、私も色々と諦めて心配するのをやめました。
皮肉な事に

心配するのをや止めると自然に学校に行き出したので、この問題に関しては
海外生活の影響というより親子関係の方が大きく影響したのは確かだわ。
めちゃ反省。

わたし


この件に関しては、また別記事にしたいと思いますが、
今だから冷静に記事に書けますが、不登校している当時は夫も単身赴任中、義理父のステージ4の
癌の看病もあってかな〜り精神的にまいってました。

まとめ

海外生活トラブルワースト5
第5位、 海外傷害保険の対象外治療
第4位、 家族がプチ鬱状態に陥る
第3位、 滞在国で新型の感染症が大流行
第2位、 滞在国でテロ爆発事件勃発
第1位、 娘の不登校

他にも日本では考えもしない様々な出来事に遭遇して来ましたし、
これからも遭遇するかもしれません。
番外編としては、
・偽札事件
・突如狂いだした(ヤク中)タクシードライバー事件
・海外引っ越し荷物盗難事件
・私の英語ESLクラスで国対抗の強烈バトルが繰り広げられクラスが閉鎖した事件
などなど。。。気をつけていても遭遇する時は遭遇します。
その甲斐あってか、細かい事は気にならなくなったし、明るく対処できる様になったし、
器もザルから普通の皿ぐらいにはなりました(笑)

今現在家族が心身ともに健全で生活できるのは当たり前では決してないし、
支えてくれた色々な人々に感謝しかないですね。

わたし

これからも、あまり悲観せず、しかしながら予め出来る対策はきちんと行いながら
安全に楽しく過ごしていきたいと思います。
海外生活されている方、これから予定されている方がいらしたら、
安全に楽しく過ごされる事を心から願っています。

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