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気になるインターナショナルスクール生の親の英語力

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17年間に渡る海外子育ての経験から様々な切口にて 同じ類に悩む人へ情報を発信しています。 元幼稚園教論 元公文インストラクター 米国NLP協会™プラクティショナー
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この記事は、
海外駐在で子供の学校選びに悩まれている方、または
日本にいながらインターナショナルスクールにお子様を通学させようか?
悩まれている方に読んで頂けると嬉しいです。

インターナショナルスクール生の親の英語力はどれぐらい必要なのか?

インターナショナルスクールや英語圏の現地校に入学させる時に気になるのが
親の英語力だと思います。

結論から言うと、個人的な見解ですがTOEIC試験のスコアで言えば最初は550~600ぐらいのスコア
であれば入学手続きや簡単な説明は概ね理解できると思います。
(その後が大変ではありますが)
英検では例えにくいのですが、2級相当?ぐらいだと想定しています。

子供を入学させるのに親の英語のテスト等ありませんし、
英語が苦手な親の子女が入学できない公なシステムもありません。

ですが、

日本にあるインターナショナルスクールはそもそも外国人の為の学校ですので、そこにわざわざ日本人が入学するとなると、それ相当の親の英語力は必要でしょ
また、
海外に住む日本人の場合は、子供が入学する学年によって事情は違ってきますし、
以上は私の経験から東南アジアで、幼稚園からスタートという事を前提にしています。

スクールによっては暗黙の了解で例え幼稚園でも
『英語が流暢ではない親の子女はお断り』の敷居の高いスクールは
あります。そういう情報は知っておく必要がありますが
敷居の高いスクールだけが良いスクールという事もないです。

あみこ

インターナショナルスクール生の親の特徴

では、
スクールにはどういった感じのママが居るのか?どういった雰囲気なのか?という事ですが、

1、ネイティブママ
2、ノンネイティブだが高い英語力を持つ外国人ママ
3、日本人で国際結婚、留学経験や外資企業経験者で英語能力の高いママ
4、読み書きは苦手だけど積極的な会話力、向上心のあるママ
5、会話は苦手だけどある程度の読み書きは出来るママ(日本、韓国人に多い)

スクールの雰囲気や、暗黙の了解(笑)とか学校によって本当に様々なのですが、
・ 教育システムや先生の質は正直学費と比例すると思います。

・ 多国籍の生徒が在籍する訳ですから、親に対して差別的な待遇とかは基本ないです。

・ PTA活動強制とか全くなく、どちらかというと楽しそう〜という雰囲気で
 ボランティアでPTA活動をしたいママが結構いる。
 
・ 低学年はインターへのハードルは低くても、高学年から編入して海外の大学受験を目指す家庭は
  真剣に取組んでいる。

・ 全額自費でも通学させている家庭は一般的なご家庭ではない。

概ね、現地の情報を得る、実際に見学に行く、あるいは入ってみないと分からない事も多々ありますね。



インターナショナルスクール生の親に必要な能力は何か?

私は以下の4能力で、下に行くほど必要な力だと思っています。

1、英語力又は学ぼうとする親の姿勢
2、親のコミニケーション能力
3、親のメンタルや思考力、人と比べない力
4、子供をサポートする親力

元々英語力の高い方は2、3、4の力があれば良いので英語が苦手な方よりは勿論ずっと
スムーズです。そして
英語が苦手な方でも3と4の能力が高い人や努力をされている方はやっていけると思います。

反対に英語力が高い人でも日本的対応をスクールに期待する人は向かないし、
偏差値重視や一流大学、大企業内定、に英語力は有利だからという考えの人も
向かないと感じてるの。

英語が苦手な親がぶち当たるインターナショナルスクールの壁

では、入学後にぶち当たる親の壁とはどんなものがあるのかというと、

学校からの連絡事項が十分理解できない。
子供の学校生活、勉強をサポートできない。
ママ友や担任とのコミニケーションに困る。
英語力の高い日本人ママ友からのマウントに折れる。

概ねこんな感じかと思います。
が、それぞれについての対策は今回は割愛するとして
実はどの壁も少しの意識や行動でカバーできる事で、むしろそれを良い機会だと
思える思考力の方が大事ですよね。

その捉え方こそ3番のメンタルや思考力になるのですね。
逆に言えば、この壁がストレスになるなぁ〜と思うなら無理する必要はないと思います。
インターに行かなくても幾らでも我が子をグローバルな人に育てる方法はあるからです。

英語が苦手な親でも子供をインターナショナルスクールに通わせるメリット

では、壁を乗り越えてまで通学させるメリットはあるのか?
という問いに関しての結論は
我が子に合うならメリットがあるにしていくが正解だと思っています。
そこには子供の意思が絶対不可欠で、
通学させたら勝手にメリットが付いて来る訳ではないです。
では、どういうメリットが見込めるかというと

1、将来の選択肢の幅が断然増える。
2、多様性への境界線が低くなる。
3、自分の頭で考え、行動する主体性がつく。

概ね、このような力は日本の学校教育よりは遥かに養われる能力だと思っています。

ただ注意点が3つあって

1、敷居の低い学校の中には一部ですが、なんちゃってインターや教育指針がしっかりしてない
学校も多々あるので、そういうスクールだとメリットはあまり期待できないという事。

2、意思決定できない年齢の子供に関してはトライしてみて、様子を見て合わないようであれば転園した方が良い事。無理して行かせると逆効果になりかねないからです。

3、初めてのインター経験が小学校高学年以上であれば、子供をサポートをする為にも
親もそれなりの英語力が必要だという事。



12年間子供をインターナショナルスクールに通学させた私の英語力は

正直、娘が幼稚園児だった海外生活スタート時は英検2級レベル
そこから必要なレベルに応じて上がっていったと思う。

わたし

自分の経験や見解をツラツラと書き綴る私ですが、
日本の英語教育6年間のみの純日本人、短大の時に合格した英検は2級で
私の世代では普通の人レベルだと思います。

ですので、

海外生活をスタートした時点で英検2級から既に15年ぐらい経過でのスタートです。
そこから、必要に応じて勉強して下記のような状況を16年間渡り歩いて娘の学校生活を
サポートして来たし、コミニケーションを取ろうと思えば最低レベルラインですが乗り越えて
来ました。

が、

娘が大学留学を機に家を出て2年経過した今は、英語を使用する事も勉強する事もあまりなく、
今はまた下降していると思います。

ただし、
私は英語圏には滞在したことないので、滞在国やエリアによって、また個人の必要性によって違いますよ。

娘の4カ国にわたる転校経験
様々な種類のインターナショナルスクールを6校渡り歩きました。
❶ ローカルのインターナショナル幼稚園2年
❷ インターナショナルスクール(エレメンタリー)3年
❸ インターナショナルスクール(エレメンタリー、国際バカロレア校)2年
❹ インターナショナルスクール(ミドルスクール、国際バカロレア校)2年
❺ 国際バカロレア校併設の日本の国際系中学2年
❻ インターナショナルスクール(ハイスクール、国際バカロレア校)3年

1番の私の英語ピークは❸ ❹あたりだった様な気がする。。。
❺で日本滞在を2年間挟み❻の時は結構きつかった記憶が。。。



という訳で、
必要な時は勉強するし必須なので対応出来るレベルになります。
必要でなくなると、また忘れていく感じです。

ですが、
娘はバイリンガルですし国際バカロレアのバイリンガルディプロマも取得しています。
更に言うと、賛否両論色々と言われますが、母国語は日本語ですが、第1言語は英語です。

まとめ

インター生の親の英語力はある程度必要だが、
それよりも、必要に応じてレベルを上げていく努力やコミニケーション能力、
メンタルや考え方、親力の方が大事である。
ただ、
スクールを見極める事と、子供の入学する学年によって必要な親の英語力は違ってくると
いうのは事実です。

今回は親の英語力という事にフォーカスしてみましたが、私が1番伝えたいのは
現在のご自身の英語力を気にされている方、又は既にインター生のママで
自信喪失中の方がいれば、そこに拘らず 折角のインター環境を有効に使った『子供の心の成長』という子育てに意識を向けた方が有効ですよ。
という事なのです。
ご質問あればお問い合わせください。

陰ながら応援しています。

わたし



Photo by Siora Photography on Unsplash









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