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マレーシア教育移住、後悔しないために知っておく5つのデメリット

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17年間に渡る海外子育ての経験から様々な切口にて 同じ類に悩む人へ情報を発信しています。 元幼稚園教論 元公文インストラクター 米国NLP協会™プラクティショナー
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近年マレーシアに移住される方は日本人に限らず多く、韓国や台湾からの母子教育移住、
香港からの家族での移住など様々です。
どこの国であってもメリットデメリットはそれぞれあるのですが、
移住となるとやはりデメリットを予め知って、それでも自分は対応できるか?と言う事を
考えておく方が良いですよね。
今回はその中でも教育を目的に移住される方が気をつけたい点をあげてみました。

1、KL(クアラルンプール)は広く、車社会である。

マレーシアは車社会で公共交通機関を駆使して生活が成立する日本社会とは全く違います。
その為に学校と居住地は必ずセットで考える必要があります。
インターがKLの色々なエリアに散らばっているために自分の子供の状況に合うスクールが遠いと
通学時間がかかりスクールバス代も高額になる、そもそもスクールバスが迎えに来ない場合も
多々ある。(バス1時間通学はざらにあります)
なので、
めぼしいスクールをリストアップしてその学校が通学可能範囲である場所に住む必要があるのです。
ちなみに
運転マナーは良くないので、タクシーに乗っていて事故に遭うと言う話もよく聞きます。

2、医療が進んでいる訳でもない

基本日本人が公立病院を受診する事はないので、高額な私立病院を受診する事になります。
その為保険加入はしておく方が安心ですが
小さい子どもほど保険料は高いので、想定外に保険料が高くなる可能性が出てきます。

3、総合生活費はそれほど安くなく、治安も良いというわけではない

子供を連れた日本人の家庭が標準の生活を望むなら総合的に日本に住むのと同じになると思います。
そして、
マレーシアに限らずですが、世界には子供の誘拐プロ集団が存在すると言うのは聞く話だと思います。
プロから見たら慣れない土地で暮らす外国人は隙だらけと一瞬にして見抜かれる可能性もあるので
十分に気をつける必要があると思います。

4、ヘイズが辛い

ヘイズ(焼畑農業による煙)による空気汚染でアレルギーのある人には辛い症状が出る話を聞きます。
気管の弱いお子様などは特に注意が必要かもしれません。

5、子供の時に季節感を育む事ができない

年中常夏のマレーシアで人の心も温暖で良い反面、季節のメリハリがない感覚をストレスに感じる人もいます。
教養や情緒の安定に繋がる子供の季節ごとに感じる五感を育む事はマレーシアでは手軽ではありません。

マレーシアに限らず教育移住で考えるデメリット

海外移住をしたら必ずしも多様性に寛容になる訳ではない。

日本から脱出し海外移住したら多様性に寛容になるか?といえばそうでもなく
勿論、日本にいては到底気がつかない「違い」を多く知るにはとても有効ですよね。
ですが、寛容になれるか?とは別問題で、
他者を尊重できたり寛容な人は、自分の事も十分認められる人である事が前提で
海外にいても日本にいても「自分を持ってる」もしくは「精神的に余裕がある」人が他を尊重できたり、
多様性に寛容であるのでは?と思っています。

家庭での子供の日本語サポートが大変である。

教育移住に限らず、海外教育を受ける日本人子女に共通する事ですが
子供がさほど必要性を感じていない事を親が子供に仕向ける程ストレスな事ってないです。
日本語のサポートは本当に大変で、親が賢く立ち回る術を知らないと親子関係まで悪くなるので注意が必要です。

子供は移住時も大変だが、帰国後の方がもっと大変である

小1以上のお子さんは新しい環境や言語に慣れ親しむのは結構な苦労です。
そして、やっと慣れ親しんだのにそれが永遠でないと分かった時の子供の喪失感は大人が思っている以上で、
しかも帰国後も
インターの教育方針とは全く違った日本の学校に順応するのにとても苦労するのです。
大半の子供は自分の希望と自らの意思ではなく移住する訳ですから、その目的や期間、移住や帰国時に関して
予測されるだろう出来事に自分がどう対応していくのか?
マレーシアで過ごす経験がどういう事に有効なのか?
予め子供と十分に会話しておくべきですよね。

幼稚園の場合はそこまで深刻になる必要はありませんが、やはり会社都合ではなく親自身の選択で
移住する場合は、子供がその時に状況を理解できなくても、より一個人として接する必要がある
と思っています。

少し余談ですが、
韓国や香港の人たちは色々な思いで一大決心で移住に取り組んでいて、覚悟が違います。
実際にそういうご家庭と接触すると日本人との温度さ感じると思いますが、
移住は家族のチームワーク、信頼関係、コミニケーションがとても大切だという事です。

まとめ:マレーシア教育移住の際に知っておく5つのデメリット

マレーシア編

 1、KL(クアラルンプール)は広く、車社会である。
2、医療が進んでいる訳でもない
3、総合生活費はそれほど安くなく、治安も良いというわけではない
4、ヘイズが辛い
5、子供の時に季節感を育む事ができない

どこの国でも共通編

1、海外移住をしたら必ずしも多様性に寛容になる訳ではない
2、家庭での子供の日本語サポートが大変である。
3、子供は移住時も大変だが、帰国後の方がもっと大変である

以上、私が思う気をつける点を伝えましたが
脅しではなくて移住となると

・海外生活が初めての方だと、やはり最初は違和感が多くストレスが大きい。
・ママが満たされていないと子供のサポートは難しい


と感じます。
そしてそれをカバーするのが

・ママが自分で自分を満たす事ができる。
・時間が解決する(次第に慣れるので焦らない)
・色々な事象を天秤にかけて総合的に判断できる。
・前向きに捉える人である


逆に言えば、
以上の4点を備えてる方なら
マレーシア移住を含む教育移住が一生の財産になるぐらい素晴らしい経験になるのでは?
と思うのです。

海外教育、教育移住に関してのご相談を承っております。
詳細はこちらから、簡単な質問はラインで対応しておりますので、代理店に問い合わせる一歩前の段階で迷いがあったり、背中を押して欲しい方はお気軽にお問い合わせ下さい。 Add friend

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