海外生活情報/駐妻の幼稚園選び(香港編)
お子さんを連れて海外駐在される方、または海外永住される方、
お子さんの教育、幼稚園、学校に関して疑問に思う事が沢山ありますよね。
そんなお悩み解決の参考になればと、今回は『香港駐妻のぽんこさん』が
2021年現在の情報をとても分かりやすく、写真付きで、経験談も踏まえて記事を書いて下さいました! 是非、参考にされて下さいね。
あみこ
香港からこんにちは〜駐妻ぽんこです。
今回は香港での幼稚園事情について書きたいと思います。
駐在が決まってすぐ調べることといえば???
住宅と子供の学校ですよね。
香港の幼稚園は多岐にわたります。
就園年齢に近づいた時どのように幼稚園を選べばいいのかとても悩みました。
そこでまず
香港にはどんな幼稚園があるのか違いをご紹介したいと思います。
ぽんこ
知らないと焦る!?
1歳過ぎると準備を始める香港の幼稚園事情
まず知っておきたいのが、就園年齢が日本とは異なるという事です。
- Nursery
こちらは2歳になった9月から1年間通うことになります。
幼稚園を併設している園が多く、幼稚園お受験や語学習得のため通わせる親御さんも多いですが、行かない子供もいます。 - Kindergarten
こちらは日本の幼稚園に相当します。香港では幼稚園から義務教育となり
3歳になる9月から通うこととなります。
この為、日系幼稚園でも2歳8ヶ月から通える園が大半となっており、園によって募集年齢(月齢)が変わることもあるので注意が必要です。
香港での幼稚園選びの選択肢
次に香港の幼稚園の種類についてです。
香港の幼稚園は日本人からの視点でいくと大きく4つに分かれます。
日系幼稚園
こちらは言わずもがな日本人経営の日本語で通える幼稚園です。
日本と変わらない教育を受けられる点がとても良くて入園金が必要です。
香港島側に現在3つ。
(帝京幼稚園 、オイスカ幼稚園、 香港たんぽぽ幼稚園)
九龍側に1つ。
(こひつじ幼稚園)
日系幼稚園
香港では土地が狭い為にマンションの下に幼稚園がある所が多いんです。
ローカル幼稚園
政府が出資している幼稚園でK1からは無料という幼稚園も多いです。
いわゆるお受験が必要で2歳頃に願書を提出し、毎年12月から1月前半に試験があります。
主に広東語。英語と普通話(中国語)を使用した幼稚園になります。
半日保育が多くローカルの方たちは習い事と幼稚園、お手伝いさんをフル活用して1日の過ごし方を決めているようです。
もちろん日本人も受験可能ですが、先生や保護者とのやり取りには広東語力や英語力はある程度求められてきます。
入園金は必要有りませんが、Depositを取られることが多いです。(入園してからの月謝に充当されます)
ローカル幼稚園
私立ローカル幼稚園
ほぼ私学なので政府の意向が色濃くでるというよりは園⻑先生や経営陣の意向が反映された園で、
ローカル小学校へ入学を念頭においた教育がされています。
このため、どちらかといえばお勉強系と呼ばれる幼稚園が多いです。
基本的には広東語主体ですが、英語‧中国語どの言語もバランスよく行っている園が多いのが特徴で、日本人の通訳さんがいる幼稚園などもあります。
入園金は必要有りませんがDepositを取られることが多いです。(入園してからの月謝に充当されます)
私立ローカル幼稚園
インターナショナル幼稚園
こちらは一般的にインターナショル幼稚園と言われて想像するような英語で授業が行われる幼稚園です。
第2言語で中国やスペイン語などを行う幼稚園もあるようです。
こちらも園の教育方針によって内容は大きく異なります。
こちらも入園の際にdebenture(債権購入)が必要なところもあり退園後にお金が戻ってくるなど諸々ありますので確認が必要です。
ローカルインターナショナルスクール(外資系ではありません。)
学費もピンキリ!?香港の幼稚園の月謝リアル
学費に関してもすごく気になりますよね!? どこが一番高いかわかりますか!?
インターナショナルスクール | 月額HK10,000$以上 (日本円で約14万円〜) |
私立ローカルスクール/日系幼稚園 | 月額HK7,000$〜(日本円で約10万円〜) |
ローカルスクール | 無料のところも一部あり |
香港は多種多様な人種の方が住んでいるため、選択肢がとても多いです。
このため何を重視するか、どうやって幼稚園を選ぶか悩む駐妻さんたちが多いような気がします。
幼稚園によってはお受験対策をしないと入園できないようなところもありますし1歳すぎると
「幼稚園どうする?」という会話が頻発するような状況です。
そこで幼稚園の選び方はどうした良いか悩まれる方も多いと思いますので、
次に私(駐妻)の例をあげてみたいと思います。
ぽんこ
香港駐在妻の経験談
娘は1歳半で日本から香港にやってきました〜^^
この頃にはもう皆9月からのナーサリーを決めていたようで、9月になると今まで遊んでいたお友達がナーサリーに行き始め、お友達が少なくなりました。
11月母子ともに仲良くしていたお友達が本帰国になり、いよいよ毎日遊べるお友達が少なくなりました。
状況を察した娘が突然私も幼稚園に行きたいと言い始めます。
幼稚園なんてまだまだ先と思っていた私は焦り始め、近所の幼稚園情報を入手。お散歩していくつか発見したり、友人から幼稚園の評判を聞いたりしました。
英語がお世辞にも流暢に話せない私は、日系幼稚園を中心に見学しローカルインターと呼ばれる幼稚園を数件見学しました。
インターナショナルスクールは金額が高いこともあり、合わなかったときのリスクが高い気がしたので、選択しませんでした。
何校か見学してみて、
先生の雰囲気や内容や家からの距離を勘案し近所のローカルインターに活かせることに決めました。
近所の評判は3言語もやらせる必要があるのか?お勉強系なんてよくない!など
色々言われているのも耳にしました。
が、百聞は一見に如かず!!!
行ってみたら先生も雰囲気がよく娘のタイプにはハマりそうだと思いました。
結局娘はナーサリーの途中からK2までこちらの園にお世話になりました。
このときの経験上幼稚園の選び方の優先順位を私なりに考察しました。
1、金額
2、言語
3、小学校がついているか否か
4、幼稚園の雰囲気
5、インターやローカルであれば日本人の比率
皆さんも近所の評判だけにとらわれず、自分で見学に行ってみてください。
異文化に触れる最初のチャンスです!!!
そして、
日系を選んでもローカルを選んでもインターの幼稚園を選んでも正直どこの幼稚園も一⻑一短。
どこの幼稚園に行っても子供が楽しければそれでOK!
そんな心持ちでお子さんに合う幼稚園を選ぶのがいいと思います。
無数に幼稚園がある&ローカルやインターは入園金がないので、途中で転園するのも当たり前。
それが香港の幼稚園です。あわなければ転園するのも大いに有りです。なので、気楽に幼稚園選びをしていただければと思います。
ぽんこ
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あみこ