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ベルリンに家族で移住ストーリー 夢を叶える決意と行動力の根底にあるものは!?

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17年間に渡る海外子育ての経験から様々な切口にて 同じ類に悩む人へ情報を発信しています。 元幼稚園教論 元公文インストラクター 米国NLP協会™プラクティショナー
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「いつか海外のどこかに移住できたらいいなぁ〜」と夢を描いている人は多いと思うのですが
その漠然とした思いを実現できる日は本当に来ますか?
今回は「いつかそうしよう」ではなく「決めて行動」で望む現実を手に入れて来た
ドイツベルリン在住のTちゃんのインタビュー記事です。
「片道切符のつもりで出てきました」と明るくお話しされるTちゃん御一家はフリーランスビザを取得されてベルリンに在住されているのですが、今に至る経緯やベルリンでの子育てについて、そしてその行動力はどこから来ているのか?を中心にお話し下さりました。

『ベルリンが移住に適してると思った訳』

Tちゃん御一家は駐在員という立場ではなく、自分達の意志で移住された訳ですが、きっととても勇気がいったよね?そうしようと思ったのはどういう経緯があったの?

あみこ

はい、片道切符のつもりで出て来たのですが、昔から海外に出たくて仕方なかった私なんです。結婚出産を迎えもう無理かもと思っていました。ある日、夫から「1つ夢が叶うなら」という質問をされて「海外で暮らすこと」と答え、なら「いつかそうしよう〜」という話にその時なったのですね。現実的にドイツ語が出来る様になったらとか 〜の準備ができてからと最初は思っていたのですが、二人目出産の入院中に突然決めたんです。もう行こうって。。。
そう決めたら凄く早くて、ポンポンポン!と。生後3ヶ月の子供を連れて移住しました。

Tちゃん

生後3ヶ月のお子さんを連れてって!その頃は手がかかって普通でも大変な時だけど、いつかとか〜ができたらとか、っていくらでも課題は出てきて、そのいつかは永遠に来ない。という気持ちになったのね、きっと。 でもなぜ、ドイツ語圏ベルリンなの?

あみこ

できれば英語圏が良かったのですが、物価や学費の問題。そして何といっても移民としてビザを取得しやすいという点でベルリンに決めました。ドイツは移民を受け入れて貰いやすいというのは周知だと思うのですが、ベルリンは人口の50%以上がここで生まれておらず、30%以上が外国人なんです。首都だけど物価が安く多少英語も通じる。。。そのような理由から旅行でも行った事のなかったベルリンに決めました(笑)

Tちゃん

旅行でも行った事なかったんだ!すごい勇気だけどきっと上手く行くイメージが既にあったんだろうね。似た感じでオランダは候補になかったの?

あみこ

迷いました!ただ、ドイツ移住の方が話がスムーズに進んでいたので、ドイツになりました。留学生は無償化ではなくなったようですが、基本的にドイツは公立だと大学まで無償なんですよね。あと移民にも日本以上に子供手当が支給されるし、そのあたりの理由でドイツ行きを決めました。

Tちゃん

大学まで無償って、本当羨ましい限りです。うちは幼稚園から高校卒業するまでインターで大学はイギリスに留学させて…いつも教育費の不安があってその不安を子供にぶつけるという本末転倒な事も随分しちゃったからね。。。 でも、公立だとアカデミック言語はドイツ語になる訳だけど、ドイツ語が母国語でない子供の為のクラスは公立でも充実しているの?

あみこ

我が家は子供が3歳と0歳の時に来たので、上の子は小学校入学迄にドイツ語に不自由しなくなったのでESLのようなクラスは必要なかったのですが、WELCOMEクラスという ESLに当たるものがありますよ。国際色豊かで、ベトナム人アラビア人スペイン人トルコ人etc…学校のHPに移民の%が開示されている場合もあります

Tちゃん

そうか〜ベルリンならではの光景なのね。 となると、学校の父兄間の公用語はどうなるの? H Pもドイツ語と英語表記になっているの?

あみこ

父兄の公用語は基本ドイツ語です。ですが英語を話せる人も勿論多くいるので英語で会話をなさる父兄も多くいますよ。でもHPはドイツ語のみなのでそれを翻訳する感じで、最初色々調べましたね。政府のアナウンスも基本ドイツ語です。

Tちゃん

ひゃぁ〜大変!Tちゃんめちゃくちゃ頑張って来たのね。えらい!

あみこ

そうですね、頑張ってサバイブしてると思います(笑)春で5年目を迎えるのですが、まぁ色々問題にぶち当たって来たけど、その度に分かる事があるのでベルリンのルールや文化を1つずつ理解して積んでる手応えを感じてます。想定外が大前提と思えている。

Tちゃん

そうかぁ、凄いぞぉ〜!大前提な事って例えばどんな事があるの?

あみこ

とぉにかく、役所手続きが遅い!(笑)でもそもそも何もかも違うと。。。

Tちゃん

ドイツでも遅いんだ!ドイツは東南アジアのユルユル〜から比べたら 早くてきっちりしたイメージだったわ。

あみこ

あっ、途上国のゆるさに比べたらベルリンは天国ですよ(笑)

Tちゃん

“何を基準にするか” よね。 日本基準で比べたら海外どこの国も楽しめないし、逆に損するよね。そういった事をきっかけに多方面で随分柔軟な考えになったと私も思うわ。というより鍛えられたが当てはまるかな。

あみこ

『ベルリンの子育てで苦労している事ってどんな事?』

それがないんですよ。逆に子育てしやすくなったんです。アメリカのようなフレンドリーさはドイツにはないのですが、とにかく “子供、子供連れに優しい” ベビーカーでの外出も苦にならないし子供が外でぐずって泣いてる時にも私を応援をしてくれる、そんな経験があって心がホッとしました。”子供がいるから縮こまる” から解放され日本より楽になりましたね。
あるといったら私の問題で、やはりドイツ語がもっと出来たら学校とのコミニケーションがもっと良くなるだろうにという思いですね。

Tちゃん

そうかぁ〜日本だと行き先や行動を考えるけど、子供との外出に関して物理的にも心理的にもハードルが低くいのはとても有難いね。 親の言葉の壁による学校との関わりは、私の最大の問題だったわ。カッコ悪い自分を許せなくて見るのが辛くて自分を叩いて下げて、そんな状態で勉強しても全然伸びず。。。語学と自己肯定感って凄く関係して私の海外子育ての切実な問題でした。

あみこ

ドイツの子供のお勉強的風習はどんな感じですか?

ドイツでは小学校から勉強が始まるんです。本を読めるようになるのも小学校に入ってからでいいと言われます。なので、昨今の日本の子供達の環境と比べたら全然違うんです。うちはドイツ語が子供達の第一言語と決めています。なのでドイツで生きて行くのですが、やっぱり日本の子供達を見てしまうと不安に思う時があるんです。それで、その事を幼稚園の先生にお話したら「そんな事考えている暇があったら公園にでも連れて行きなさぁ〜い」と愛ある言葉の蹴りが入りました(笑)

Tちゃん

いやぁ〜本当分かるよ。いくら海外で暮らしていても私達オリジナルは日本人で 日本の世間一般の物差しを無意識に当てがうのが自然で、その結果に一喜一憂してしまう気持ちは当然あると思うよ。例えば、同じアジア圏のママさんなら私たちが陥る感覚を理解できるだろうけど、欧米人文化は子供の幼少期の過ごし方に関して全く違う見解を持っているものね。

あみこ

ドイツは10歳以降ギムナジウムというアカデミックコースを選択すればそこからがとてもハードになるんです。なのでそれまでは子供らしくいれば良いという考えの元だと思います。両国の小学校1年を比べると、ドイツの方がのんびりなのですがギムナジウムになると、かなり勉強がハードになるようです。

Tちゃん

そうそう、欧米系のインターがそんな感じ。小学校のうちは中学校以降伸びる素地作りの期間なのよね。で、中学校以降その素地を活かして勉強を伸ばす。だよね? そもそも、日本とは評価される項目も違うでしょ?ディベートやプレゼン、自分はどう思っているのか、そのあたりの事が論理的に言語化出来ないと評価されない。

あみこ

そうなんです。例えば、幼稚園では週1でみんなと朝ごはんを食べるのですがその時のメニューも子供自身が選んで決めます。些細な事ですが “自分自身はどうなのか” が小さい時からの普通の習慣ですし小学校1年でプレゼンもします。

Tちゃん


ベルリンに移住を決めた訳とベルリンでの子育て環境についてお話し頂けたTちゃんですが、
話を聞いた感想は、Tちゃんに1つの筋がピーンと張っていて、きっと色々悩みや問題も起きるけど、
Tちゃんこうするだろうな、質問したらこんな答えが返って来るだろうな、
というのがイメージ出来てとても前向きな気持ちになりました。
そしてその筋は「自分軸」なのだと思うのです。


移住を成し遂げる行動力の源は何なのか?

Tちゃんの行動力を伺うと、私まで前向きになるエネルギーを感じますが 子供の時からそうだったの?

あみこ

何かする時のハードルは低い方だとは思いますが、中学から凄く海外に興味があって地図や地球儀が大好きで線を辿ってみたり、そういった好きを根源とした行動ですよね。「まだ見た事のない世界を見るんだ」という思いが人一倍強かったです。

Tちゃん

なるほどね。知ってる範囲だけの行動、自分の知ってる事だけで考えるほど 可能性を狭めている事はないよね。 他に何か学生時代のエピソードとかありますか?

あみこ

中学校の時の英語の外国人の先生に「〜いりますか?」って聞いたらあっさり「NO」と言われてすごくショックだったのですが、その反面それでいいんだ…と気づきました(笑)

Tちゃん

傷つきやすい女子中学生が英語で質問してあっさり「NO」と言われると ショックで外国人嫌いになる可能性もあるけど、そこで何かに気付いくなんて素晴らしいね。 そういうTちゃんだとやっぱり大学も日本は考えなかったのでは?

あみこ

1mmも考えなかったです(笑)海外の大学にいくことしか考えていませんでした。留学時代辛かった事もあるのですが、何が辛いってアメリカの大学で「何か意見ないの?」と言われ「えっ、私の意見って何だろう?私の頭の中スッカラカンなのか!?」と感じた事です。これじゃ世界で生きていけないと身を持って経験したので今の私の子供の教育にも影響していると思います。自分の意見を表現しながら相手の意見も尊重する、というバランス感覚を養いながら。

Tちゃん

自分の意見を持つ事は自分を肯定する事なのに、批判されるのが怖くて言わない、考えないの安全圏から出ない癖が未だにあってね。そもそも違う意見を直ぐに批判と捉える自分もよくなかったり、批判する事でしか自分の意見を言わない人にいちいちざわつく自分がいたり、「意見を交わし合う」事を建設的で良好な手段と捉えるより、ネガティブに捉える環境に居たのが影響していると思うの。 でも世界から「意見を交わし合う」良好なコミニケーションを学んだと思う。日本社会では気が付きにくい部分でもあるよね。

あみこ

会社員している時も新規事業開発のお仕事をしていたのですが、新しい事のチャレンジがもう楽しくて楽しくて、0→1が好きなんでしょうね。
見た事のない世界を見るのが楽しいんです。

Tちゃん

“自分の好き” という燃料があって、そこに火を灯す “心の力” 自分軸や自己肯定感があってこそ行動するギアに入るのね。 と、Tちゃんと話して改めて思いました。ありがとうございます。

あみこ

ベルリン家族で移住 トリビア

・ベルリンの人口の約半分が移民で、ビザが比較的取りやすい

・公立学校だと大学迄無償

・小学校3年生から英語の授業が始まる(州による)

・子育てしやすい環境

・移民であっても子供手当が支給される

・税金や年金を納めながらドイツに5年以上合法的に住むと無期限滞在許可申請の資格を得られる

とメリットばかりを上げましたが、
これらを得るまでの道のりは誰でも通過できるものではありません。が
色々な可能性はあると思いませんか?
また、必ずデメリットもあるので、何を大切に生きるのか?
今一度考える機会になればと思います。

ドイツ移住を考える方に適切なコンサルタントのご紹介もしておりますので
お気軽にお問い合わせ下さい。

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