心の筋肉!?生きる力になる子供に育みたいレジリエンス力とは?
先日、私が以前から参加しているアカデミーでの勉強会で日本トップのレジリエンスコーチ木場真一さんによる
講演がありました。
実は木場さんのオンラインセミナーを受けたのはこれが2回目で
一度目は「学級崩壊したクラスの立て直しをされた先生」とのコラボ講演で、その時も
レジリエンス力の大切さを感じたのですが、
木場さんの理念の中に『世界で通用する日本人を育てたい』という思いの中の『世界』の意味合いが
「グローバル」という意味の他に「その人が居たいと願う世界」という意味があるというお言葉に
全く同感であった事に厚かましくも勝手に親近感を感じており、今回の2回目のセミナーを
とても楽しみにしていました。
さて
『レジリエンス』
最近でこそ耳にする事が多くなってきましたが、心の筋肉とでも言いますか?
捉え方はそれぞれあって良いのかと思いますが、
回復力、緩衝力、適応力を含め、どう生きるか?という心の力だと私は思ってます。
で、
先ずはセミナーを受けた私の感想ですが一言で言うと
『挫折って素晴らしい』です。
木場さんのプロフィールを拝見したらとても華やかな経歴で、
きっと強い人!だろうなぁと想像できると思うのですが、
強いではなくて、しなやかなんですよね。本当の強さって。。。
木場さんは「大木より竹のようなしなやかさ」とおっしゃっていました。
竹の葉がそよぐ様に心は揺れて良し。。。モヤっていいんですよね。
私は
イソップ物語の「樫の木と葦」という寓話や
先日私がインスタグラムで投稿した「柳に雪折れなし」子供の心は折れても大丈夫。
に通じるなと感じたのですが(応援いいねして頂けると励みになります!)
レジリエンスとは生き方、という事で木場さんの今までの人生のお話を伺うと
人は挫折や病気、なかなか癒えないトラウマやコンプレックス。。。
という大きな痛みを抱えているからこそ、自分を赦し、そして人を赦せるんだ。
それが大きな愛となって、人との縁に繋がるのであれば、挫折は素晴らしいものなんですね。
これが理解できずにいると、
というか今までの世の流れが「樫の木」をよしとする風潮でもあったので
どうしてもママさん世代も、強い大木の「樫の木」ではない自分を隠しながら自責する傾向
にあってしんどくなる事がないかな?と思うのですよ、実際に私がそうでしたし。
そうなると子供に「樫の木より竹や柳になろうね。」とすんなり言えるママさんって
一体どれぐらいいるだろう?って思うのですよね。
「ご心配なく・・・」というママさん、本当に心から尊敬します。
自分や他人を赦し、愛で満ち溢れた人に愛されるキャラなんだろうなと思うと
羨ましい限りで、クラクラと眩しすぎます。。。
私はその正反対で
甘え下手で頑張っても成果を上げれないのは能力がないから・・・
と能力がない自分を隠して孤独にコソ練タイプで、それでも結果に出ない残念な人だったのです。
なので
「なかなか自分を赦せない。そして、そんな自分を赦せない自分が赦せない」
ややこしいぃ(笑)タイプだったので、人も赦せず真面目な雰囲気で孤立する。。。
子供に良い影響なんて与えてあげれなかったので
子育て半ばまで苦痛で苦痛で仕方なかったです。
ただ、
やっぱりね、娘の不登校をきっかけに親子で一緒に大きな挫折を味わった後は
雪崩のような雪溶けがあったので、
挫折で落ちてネガティブ感情の沼にどっぷり浸かる経験、
そしてそこからがレジリエンス力なんだな、と今では挫折は宝だったと思っています。
世界という舞台で、華やかさの裏に潜んでる影の部分を自分でどのように扱うか?
という問いに
私は「自分を信じる力」すなわち、自分次第。と今まで思っていたし、勿論今もそうなのですが
そこに、自分も人をも赦す力からの愛情や強さ、ご縁があれば、
これからの予測できないグローバル時代もうまく波に乗っていけるように
感じた講演会でした。
子供にレジリエンス力をと思うなら
先ずはそれを育む大人が、自分の全てを赦し認めて心を楽にして幸せに生きることが大切ですね。
その基盤なくして能力は何も乗らない。。。と常日頃から申し上げていますが
グローバルな場の経験者ほど、その事を知っているように思います。