次世代親子共育 WEBサイト

どうしてる?インター小学校の『算数』親のサポート加減の難しさ

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
17年間に渡る海外子育ての経験から様々な切口にて 同じ類に悩む人へ情報を発信しています。 元幼稚園教論 元公文インストラクター 米国NLP協会™プラクティショナー
詳しいプロフィールはこちら

私が娘をインターの小学校に通学させてちょっと不安と思った事。

それは 『算数』

インターに通学させる場合お子様の『算数』には関心を向けておいた方が良いです。

というか

インターであっても日本の学校であっても

『算数、数学』はとっても重要科目。

極端な話
働くという事に関しては数学は死活問題になってくると思います。
(数学的要素を必要としない職は、どんどん減っていくという事です)
の割には「算数ブーム」という大波は来ないよね。

日本の計算の算数と欧米の思考の算数

我が家は結局理解できなかった欧米式の不可解な計算・・・

娘は小学校3年の途中位までカナダ系のインターに通学していたのですが
不可解な繰り下がりや割り算の計算の仕方を学校から教わり、
娘も私もそのまどろっこしいやり方を理解出来なかったのです。というか理解したくなかった。。。

「四則の計算は暗記と訓練で答えを導く」が世界共通でなかった事にビックリしたのです。

結局

「算数に関してはアジア人の方が得意だし、アジア人の生徒は計算に関しては問題ないから自国のやり方で答えを導いていいよ・・・」

という半分投げやり?と思われるカナダ人先生の言葉を

「アジア人は算数に強いんだ!」と勝手にいいように解釈して、あとで後悔する羽目になったんです。


アジアでも国によって計算のやり方は色々ありますが、

我が家は公文一辺倒で低学年までは楽勝でした。

が、

公文だけではぶち当たる算数の壁

私が言うのもなんですが。。。

基本的な計算が定着したら、考える算数を意識した方が良いです。

勿論、計算力重視の公文が悪いわけではありません。
基本的な計算力が身につきますし、定着するんです、あれだけ繰り返せば。


「考える算数」って、植木算や鶴亀算に代表されるような思考を鍛える応用文章問題。
後からですが、塾の先生から「日本の中高一貫校の中学受験のような問題」に慣れておくと
インターのミドルスクール以降での数学がスムーズにいくというアドバイスを受けました。

が、
半分惰性で公文をしていたうちの娘には
(正確には考える算数を日々の生活に取り入れてなかった私)
「答えを導く過程重視の算数」にうまく導けず、ミドルスクール以降数学に結構苦戦した訳です。

インターでは低学年の時に計算が弱くても
ミドルになると当然のように電卓を使うんです。テストの時もです。
電卓と言っても日本人がイメージする物ではなく、グラフ電卓で関数の解を導くような電卓です。
なので
計算はそれほど得意でなくても、論理を大事にしてきた生徒はミドルスクール以降伸びるんですよ。

正確には
暗記の算数と論理の算数を併用して来た生徒が強いんです。

これは完全に私のミス〜

やっぱりカナダ人の先生の半分投げやりな言葉を褒めてると鵜呑みにせず
理屈を理解させておくのは大事だったんですね。

まぁ、算数に限らず論理的に考えて説明できる癖は大事ですね。


現代の日本の小学校では中学受験する生徒さんが多いので
思考の算数も普通に出来るのかもしれないですね。

インター小学校の場合、どこまで親が子供の勉強に介入する?

どこまで子供の勉強に親が介入するか?判断は難しいのですが、

小学校の場合
算数に関しては親は見てあげた方が良いです。子供に考えさせ主導権を渡しながら。

公文のような基本的な計算の定着はとても重要。
プラス
幼少期に生活に算数を意識した遊びやクイズを取り入れておく事が大切だと思います。

その反面

インター独特の教科を超えた探究の科目に関しては( IBの UOIのような科目)
学校、子供に任せて大丈夫ではないかと思ってます。

ただし、
普段から家庭で日本語で良いので色々なトピックに関して子供に種まきしておく事が超重要。
自ら探究する事に価値があるので好きにさせながらも、放置ではないという加減が本当難しいよね。

インターの先生に日本人感覚を求めるのは NG

以下のことは小学校の場合です。
インターの日本人ママの間では先生への不満アレコレで話が盛り上がる時が結構あるのですが
私は「欧米人の小学校の先生に英語以外のアカデミックな部分は期待しない」が良いかと思っています。

欧米人の先生は教えるではなく学びのファシリテーター役という意識の人が多いように思います。
子供にストレスを与えるのは良くない主義。
「学び方は教えるから、あとは自分でやるのよ。」というスタンスです。

なので自分でやる子は伸びるし、しない子は定着しません。


高い授業料払ってと言う気持ちになるのですが。。。
そういった事込みでインターなので、割り切って「算数」は家庭で意識して導きましょう。

セカンダリーになるとまた話は別ですけどね。


余談ですが「算数」重視なら
インドやシンガポール、マレーシア、中国資本のインターなら期待できると思います。

この記事を書いている人 - WRITER -
17年間に渡る海外子育ての経験から様々な切口にて 同じ類に悩む人へ情報を発信しています。 元幼稚園教論 元公文インストラクター 米国NLP協会™プラクティショナー
詳しいプロフィールはこちら

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright© グローバル子育てNavi , 2020 All Rights Reserved.