オンラインで講義すれば良いってものでもない

あみこ
WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
あみこ
17年間に渡る海外子育ての経験から様々な切口にて 同じ類に悩む人へ情報を発信しています。 元幼稚園教論 元公文インストラクター 米国NLP協会™プラクティショナー
詳しいプロフィールはこちら

国際バカロレアシンポジウムの感想

先日文科省で開催されたIB(国際バカロレア)シンポジウムに参加してみました。

一般の方でも登録すれば参加できるので、
ib教育に興味のある人は一度参加して見るのも良いかもしれません。

全体的な感想としては
日本でのIB校(一条校)での話で海外のインター生には
「目新しくない」という感想を持つと思いますし、
ICTに関しても想定内の話ではなく
もう一歩踏み込んだ IB校ならではの話がもっと聞きたかったですが
日本の私立校とあまり変わらない印象です。
すみません、文科省。

ただ、
文科省でのシンポジウムという事は、
やはり日本の教育改革はIBを参考にしているのは間違いないと思うので
だったら、
一刻も早く公立校にバカロレア校を増やすとか、
税金を教育に使用して優秀な教員の誘致をすれば良いのにな?
と素人はつい税金の使い道が気になったりします(笑)

では今回のシンポジウムの肝であった
「 IB校でのICT の導入」についてのお話の感想から。

国際バカロレア校のICT導入現状

再度申し上げますが文科省でのシンポジウムです。
ですのでプレゼンする学校全て一条校でした。

私の感想を一言で申し上げると
学校ってやっぱりオンラインで講義すれば良いってもんじゃない です。
その方がずっと楽な人もいると思いますが。。。

そして

私は小学校、特に低学年の ICT授業について1番知りたかったのですが、
そもそも一条校に PYPを導入している学校が少ないし、
やはり小学校の ICTは厳しいのかな?
時間割は見せて頂きましたが実際のお話は聞けませんでした。

PYPでオンライン授業が上手くいってる例があれば是非、知りたいです。

オンライン授業は1日の半分ぐらいであえて非同期型

ある中学校の時間割を見せて頂いたのですが

1日の約半分はオフラインの自学自習。
(あえて非同期の理由って何だったのか?思い出せないのですが、そもそも話されていたかな?)

それ+

オンライン授業30分
オンラインサポート付き自習90分
最終チェック30分

もう、これって自学自習できない生徒は完全にアウト!

ですが、
「上手くいってる、学習効果上がっている、オンラインで問題ない」

登壇された学校は概ねポジティブなレポートだったので(本当?)
コロナ前の普段からアクティブラーナーを育てていた。という事でしょうし
そもそも色々な面で既に能力の高い生徒が集まっているのかな?と思いました。

講義詰め込み型の授業しか受けた事のない生徒、受け身型の生徒だと
この時間割で学力上げるのは厳しいと思うのですよね。

私が最も印象的だったのはある学校の先生の以下の発言

「情報の質と量の確保はオンラインで出来ても、
友人や教員との授業外の会話や交流が自己の学問になる。」

オンライン、リモートによる人間の『深化』の限界を感じずにいられませんでした。

大学の新しい形、ミネルバ大学

今やハーバード大学より入学が難しいと言われる「ミネルバ大学」
講義は全てオンラインで受講し、学生は全寮制で4年間をかけて7カ国を巡り
同じ国、土地で暮らし、社会経験、その国の文化や問題解決等を交えながら
交流を深め合う生活を送るのですが、
「対面の空気感、躍動感、互いに与え合う事での成長が何より大切である。」
からこそ
他のオンライン大学と大差の魅力があるわけです。
(他にも魅力的なプロジェクトがある様ですが)

人間ってやっぱり一人で生きられないし、そんなに強くないと思うのですよね。

だからこそ IBシンポジウムの各校のプレゼンでは
想定内のうまくいってる事例より
オンラインでもIB校ならでは!と思える様な何か突拍子もないユニーク
それでいて
暖かいつながりを感じられる様な話をもっと聞きたかったなぁと感じました。

一条校の物足りなさ


インターナショナルスクールと言えど「一条校」は
同じ IBカリキュラムでも、英語で授業が行われていても
やっぱり日本の学校なんだと・・・

海外のインターや現地校に慣れ親しんだ子供だと、違和感を感じるのでは?
と改めて改めて思いました。

実際に我が娘が海外のインターから IB校とのシェアプログラムを取り入れた一条校に編入した時に
学校に行かなくなったのもこの違和感からです。

なにも海外の学校が全て良い訳ではないので、日本文化に合ったバカロレア校という位置付けで
更なる発展を期待したいですね。

次回は国際バカロレア 「DP日本語プログラム」について!?

この記事を書いている人 - WRITER -
あみこ
17年間に渡る海外子育ての経験から様々な切口にて 同じ類に悩む人へ情報を発信しています。 元幼稚園教論 元公文インストラクター 米国NLP協会™プラクティショナー
詳しいプロフィールはこちら

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 海外子育てグローバル教育のブログ , 2020 All Rights Reserved.